●映像機器の多様化の流れ
近年の映像機器の多様化で情報収集という現場においてのTPOに合わせた機材の選択肢の幅は無限に広がりました。しかしながらその多様化とは裏腹に肝心かなめの画質面においては不満を抱える高画質派のユーザーは少なくありません。
●コンバーターレンズというクラシカルな撮影スタイル
ビデオカメラレンズ前面にコンバーターレンズを装着するという撮影スタイルはある意味非常にクラシカルな撮影スタイルです。コンバーターレンズはレンズ前面(もしくは後側)に装着することで簡単にマスターレンズの特性効果を変更できます。特にレンズ交換がままならない民生用カムコーダーの分野においては、容易に撮影スタイルを変えられるという利点を享受できるため、また唯一の手段として幅広く活用されています。
●画質への影響
レンズ交換をせずレンズ前面にコンバーターレンズを装着するという撮影スタイルのデメリットは、どんなに光学特性に優れるコンバーターレンズ(リヤコンバーター然り)を装着しようともマスターレンズの光学特性は必ずスポイルされ画質を破綻します。それは、マスターレンズ側がそれ自体で自己完結する光学システムであることに他なりません。マスターレンズの設計者にとって意図しないコンバーターレンズが付け加えられることはおおよそ想定外なのです。
●それでも高画質
しかしながらカムコーダーにおいて民生機ですら一部機種においては撮像素子にRGB分離構造を奢り、記録レート24Mbpsもの高ビットレートにて圧倒的な高画質記録を実現しています。地上デジタル放送も凌駕するようなハイスペックを民生機で実現でき、放送並みの高画質を低コストで享受できるようになりました。レンズ前面にコンバーターレンズを装着するというクラシカルな撮影スタイルによって避けて通れないデメリットよりも、カムコーダーの圧倒的な高画質を手軽に活用でき享受できるという恩恵には計り知れないものがあるというのも事実なのです。
●画質重視派にとって最善の選択肢
ピンホールレンズというコンバーターレンズをレンズ前面に取り付けるというユニークな撮影スタイルは当社が長年提案し続けてまいりました。デジタルハイビジョン時代の到来で映像を取り巻く環境は大きく様変わりしようとしています。どんなに撮影機材が最新鋭になろうとも、その撮影スタイルが価値ある選択肢の一つとして今なお提案し続けられることは、そして多くのユーザーの支持を受けて新モデルVP-37KZの発売にいたったことは、今選ばれるべき「撮影者のツール」のひとつとして、独自技術にこだわり品質を追求してきた結果であると自負しております。
VP-37KXevoからの主な変更点は以下のとおりです。
●一体構造から上下分離2分割構造へ
●レンズ先端径を0.5mm小型化
●水平画角を2.4度広角化
●シングルコートからマルチコートへ
●5.0gの軽量化
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